2010年12月14日火曜日

窓ガラスにプチプチをうまく貼る方法

そろそろ、寒い季節、冬。

最近の住宅は、高断熱、高気密とか、二重サッシ、ペアガラスなどという快適装備があるそうですが、築年数が経過した在来工法の建物は、窓ガラスがについて配慮がないことが多いです。

簡単お手軽系の防寒、断熱対策として、梱包用に使うプチプチを窓に貼ってみました。
エアキャップやキャプロンなどの商品名で売られています。

できるだけ断熱効果が高まるように二重プチプチ構造にしてみました。
プチプチの凸面同士を両面テープで貼り合わせる方法です。空気を保持する凸面が内側になり、空気を保持する量が多くなります。
このようにするとガラスに接する面とテープを貼りつけたい面が平らになり、テープも貼りやすくなります。

■買ってくるもの
・プチプチ
・養生テープ(できれば白色のもの)
・両面テープ














まずは、心置きなくプチプチを使えるように業務用のロールの状態でプチプチを買ってきます。

プチプチを探しにいったホームセンターでは、120cm幅の42mのプチプチが2980円、120cm幅の5mのものが598円でした。
5mを6本買うと、42mロールの値段を越えてしまいますので、少し大きめで車に積みにくいのですが、42mロールを買ってきました。amazonさんのほうが安くてしかも送料無料とお得ですね。

ここで、忘れずに買っておきたいのは、両面テープと養生テープです。
この2種類のテープで窓ガラスに貼りつけていきます。

養生テープは、あまり馴染みのない商品かもしれません。
引越し屋さんが、荷物を運ぶときに建物を傷つけないように壁や床をダンボールなどで覆うときに使ったり、ペンキを塗るときにペンキが付けたくない箇所を覆うときに紙を止めたりするような用途で使います。

この養生テープは、あとではがすことを前提にして使う粘着テープです。
テープをはがしたあとに糊が残ったり、テープがくっついてしまうようなことがありません。ガムテープを使うと糊が取れなくなったり、テープ自体がそのまま残ってしまうことがあるので、オススメできません。
この養生テープを使っておけば、春になってプチプチをはがすときに困るようなことはないでしょう。

剥がす目的のものなので、緑色の養生テープが安く売られています。
これでも目的は果たせますが、目立たない色の白が売っていたら、そちらのほうがオススメです。仕上がりが綺麗に見えます。

◆プチプチ貼り方(下準備編)

■必要な道具
・巻尺
・定規(金尺の長めのものがオススメ)
・カッター
・カッティングマット
・マジック




















巻尺で窓の寸法を測ります。サッシ一枚あたり、90cm。サッシの縁を除いたガラスの部分で84cmくらいの部材がよく使われているのではないでしょうか。

建物によって、寸法が異なるとおもいますので、ガラスの部分の寸法を測ります。

わが家の窓は、上側が幅84cm×高さ90cm、下側が幅84cm×高さ78cmでした。

買ってきたプチプチの幅は120cm。
窓の幅は84cm。

窓の幅に合わせて、マジックで目印を付けて、カッターで切っていきます。
カッティングマットの方眼をたよりにすると寸法を出しやすくなります。
84cmに幅を揃えた上で、90cmと78cmに切っていきました。

このあと、プチプチの凸面同士が内側になるように両面テープで固定します。
このように貼りあわせると表面は平らになって見た目がよくなり、間に挟まる空気の量も多くなります。
両面テープは、プチプチの四隅に小さく切った小片を貼り付けます。
2枚のプチプチのずれそうで心配ならば、プチプチの周囲の中間にも両面テープを貼っておきます。

これで下準備は完了です。

◆プチプチ貼り方(本番編)

窓枠やガラスに水分や汚れがついていると、養生テープの粘着力が弱くなりますので、汚れているときは、掃除をしておきます。

作業をする日は、お天気の良い日の昼間がオススメです。
天気の良くない日、気温が下がったときは、サッシに湿気が付きやすくなります。
また、気温が高いほうが、糊が付きやすくなります。

ここまでくるとあとは、養生テープで二重プチプチをサッシに貼るだけです。
ガラスにぴったりとプチプチをはめ込んでサッシの部分に養生テープが半分かかるように貼り付けるのがポイントです。
窓の開閉に支障がないように丁寧に貼っていきます。

◆すきま風防止編

ここまでの作業で窓ガラスの断熱性能がかなり上がったと思います。
暖房費の節約や根本的に寒い部屋の快適性のアップはかなり期待できます。

42m分のプチプチを買っているならば、まだまだプチプチは余っているはず。窓の幅に合わせてカットした残りもあるでしょう。
残った分のプチプチを使って、さらに断熱性能を高めてみましょう。

その方法は、プチプチを3重から4重に折り重ねたものをサッシの一番下の部分から床にかけて配置するだけです。床に養生テープで止めるもよし、窓とカーテンの間に挟みこむだけでもサッシの下からの冷気を抑えることができます。

ということで、少し長めの説明になりましたが、プチプチをきれいに窓ガラスに貼りつけて、部屋の断熱性能をアップさせるおはなしでした。