決定打が見つからないパソコンのファイルの分類方法。
絶対的というものでもありませんが、これまでに蓄積した方法をまとめてみました。
■分類する条件
・分類があとで探したいときのヒントになる
・バックアップは一括で行いたい
・簡単な時系列の要素をつけたい
・画像、動画、音楽、写真、テキスト、作業ファイルに分ける
・容量が足りなくなったときになんとかしやすい
・OS再インストール時に慌てない
・ファイルの命名規則をあまり作りたくない
■分類案
「data」→「2008」
「2009」
「2010」→「画像」
「動画」
「音楽」
「テキスト」
「作業ファイル」
「写真」
「圧縮」
・親フォルダ
まず、「data」フォルダを作り、その中に条件を満たすように分類用のフォルダを作っていきます。
一番上位の階層の「data」は、バックアップやOS再インストール時のコピーや移動をまとめて行うためのフォルダです。
「マイドキュメント」というデータを保管してくださいと言わんばかりのフォルダが用意してありますが、ファイルの実体がどこにあるのか、バックアップや移動をする際にわかりにくいので、「data」フォルダを別に用意しています。
・年フォルダ
次に西暦をあらわす「2010」フォルダをつくります。
この分類は、大まかに時系列の要素をつけるものです。いつごろのファイルだったかなという探し方をしたいときにちょっとだけ役に立ちます。
HDDがあふれそうなときに古いものから別ドライブに逃がしたり、消したりするときの基準としても「新しい」「古い」の判断材料になります。
分類フォルダの下に年フォルダを作るという考え方もありますが、容量不足、移動を容易にするために年の概念を上にもってきています。
・分類フォルダ
分けたい種類のフォルダを作成します。
「画像」「動画」「音楽」「写真」「テキスト」「作業ファイル」の6つを基本としてフォルダを作っています。どれにも該当しない「その他」や毎回は必要なけれどもこの年だけ大量に発生したファイル用のフォルダがあってもかまいません。臨機応変に。
・分類フォルダ以下の階層のフォルダ
・「画像」フォルダの場合
ファイル数が多くなりすぎると「縮小版」(ファイルメニューの「表示」→「縮小版」)の生成に時間がかかり過ぎるようになりますし、フォルダを開いて中身が表示されるまでに時間がかかってしまうようになります。
それを防ぐために同じような内容のファイルはフォルダにまとめるようにしておきます。
そのときのフォルダ名は、内容を表すわかりやすい名前を付けておきます。後から探し出したいときに探しやすくなります。
その中に入れるファイルのファイル名は、連番でもハッシュ値のようなものでもそのままでいいとおもいます。
・「動画」「音楽」フォルダの場合
アーチスト別フォルダ、タイトル別フォルダで、まとめるのを推奨。
・「写真」フォルダの場合
デジカメから撮ってきた写真は、「091103箱根温泉旅行」のように日付と場所を表すフォルダを作って分類すると後で、探すときに便利です。
さらに、そのフォルダの中に「ベスト」とか「choice」、「失敗」といくつかのフォルダを作って、不要な写真を排除しておくと閲覧が楽になります。
・「テキスト」フォルダの場合
DOSの頃のようにファイル名の文字数の制限に悩まされることもありませんので、ファイル名にタイトルズバリの名前を付けてしまうのがわかりやすいです。
・「作業ファイル」フォルダの場合
自分で作成したファイルは、「作業ファイル」と呼んで、それ以外の素材やデータと区別しています。ExcelやWordのファイルや画像を合成したときのPSDファイル、イラストを書いたときのaiファイルなどを入れておきます。
これは、「あのときに作ったファイルはどこ?」と、思い出したときにすぐに見つけられるようにするためです。
・「圧縮」フォルダ
受け取った圧縮ファイル(zip、lzhなど)を抑えとして入れておきます。容量を減らしたいときの第一候補になります。
■さらに「ベスト」フォルダを提唱してみる
これまでの分類を行うと、重要なファイルもそうでないファイルも同じ扱いになっています。
よくアクセスするファイルに対して、ショートカットを作成しておいたり、コピーを作成してまとめておくと見たいファイルへのアクセスが楽になります。
以上、ファイルを整理するときに気をつけていることをまとめてみました。ほかにもよい方法がありましたら、ぜひコメントで教えていただけるとうれしいです。